豊岡周辺の田んぼでは、冬季湛水を行っているところがあります。冬季湛水とは、稲刈りが終わった冬の田んぼに水をいれておくことです。
豊岡周辺の田んぼは昔は『じる田』と呼ばれ、田んぼの中に豊かな生態系がありました。しかし田んぼの中の泥がすごく深いため農機具をいれることがなかなかできず農作業の効率は一向に改善しませんでした。
そこで田んぼの水はけを良くする「乾田化」が行われ、大型農機での作業ができるようになり作業効率は向上しましたが、田んぼの中の生き物がいなくなっていきました。
このような乾田化した田んぼの中の生態系を少しでも以前の形に近づけることを目的に冬季湛水が行われています。
この冬季湛水はコウノトリの餌場を確保することが最大の目的ですが、実を言いますとこの田んぼにコハクチョウがやってきています。飛んでいる姿はキレイですよ~。
農家の皆さんのいろいろな取り組みが、コウノトリやコハクチョウの生活を支えているんですね~。
こちらにお越しの際はぜひ探してみてください!