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2009年2月 アーカイブ

2009年2月 4日

朝もやに15羽のコウノトリ


            ▲堀川橋南側に飛来した15羽のコウノトリ

 このブログの開設前、1月16日の豊岡の様子です。
 気温が氷点下になった、とても寒い朝でした。
 朝もやを避けるように日が差し込む中、円山川に架かる堀川橋の南側(豊岡市小田井町付近)に15羽のコウノトリが飛来し、羽を休めていました。
 このコウノトリは、時折、餌をついばむようなしぐさやクラッタリング(※)をしながら、通勤・通学する私たちを横目に、朝の優雅なひとときを過ごしていました。
 写真では、15羽のコウノトリがいますが、一時は、17羽飛来していたといわれています。

※ クチバシをカタカタと打ち鳴らしてコミュニケーションをとる行動


          ▲餌をついばむようなしぐさを見せるコウノトリ

2009年2月 6日

冬期湛水の役割

 1月下旬のコウノトリ育む農法に取り組んでいる田んぼの様子です。
 コウノトリ育む農法では10月下旬頃から田んぼに水を張る「冬期湛水」を行います。冬期湛水を行うと田んぼにイトミミズという生き物が増えます。イトミミズの土の中の有機物を分解するはたらきにより「トロトロ層」という軟らかい土の層ができます。「トロトロ層」ができると雑草の種が層の下部に沈み込み、雑草の発生を抑える効果があります。
 冬期湛水は、水辺の生き物のすみかを作るほかにも稲作にとって重要なことなのです。

冬期湛水の様子

人工巣塔の近くでも冬期湛水をおこなっています

冬期湛水でできる「トロトロ層」


2009年2月16日

6つの卵が産まれました

 2月12日、豊岡市百合地の巣塔に6つの卵が産まれていることが分かりました。
 2月上旬からコウノトリが巣に伏せる時間が長くなり、卵を抱いている可能性が高くなったので、兵庫県立コウノトリの郷公園の研究員が高所作業車で確認したものです。

 産卵したペアは、一昨年と昨年も同じ巣塔で産卵し、ヒナを巣立たせました。
 今年も、自然界での巣立ちが期待できそうです。(写真提供:兵庫県立コウノトリの郷公園)

2009年2月26日

赤石の巣塔で産卵の準備

 2月21日、豊岡市赤石の巣塔で2羽のコウノトリが仲良く休憩している様子です。
 この2羽は、いずれも平成18年に円山川河川敷から放鳥したJ384(平成16年4月生まれのメス)とJ389(平成16年5月生まれのオス)で、昨年も別の巣塔で産卵し、ヒナを巣立ちさせました。


 こんなふうに近くの田んぼにある木の枝や草を運び、巣を作っています。
 百合地の巣塔に続き、もうすぐ産卵かもしれませんね。

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