▲カエルを捕まえたJ0296
7月5日(日)11時前後のJ0296(平成13年生まれのメス、平成17年放鳥)の様子です。
豊岡市出石町宮内、水上あたりの田んぼでエサを採る様子が目撃されています。
J0296はJ0381(平成16年生まれのオス、平成18年放鳥)とともに出石町伊豆の巣塔で3羽のヒナを育てています。
飼育下のコウノトリは1日に約500g(ドジョウに換算すると約80匹)のエサを食べますが、ヒナのときはエサの量がその2倍(約1㎏!)になります。
毎日約1kgのエサを待っているヒナが3羽。親鳥たちはたいへんです。
▲ひぼこホールの近くで
▲出石のカントリーエレベーター(お米の乾燥・調製施設)の近くで
豊岡市とJAたじまでは7月12日、コウノトリ育むお米の無農薬栽培田で、消費者団体の方たちと生きもの調査を行いました。今年で4年目になり、農家、消費者、関係者等約100名が参加しました。
調査方法の説明の後、田んぼの土からイトミミズなどの数を数える本格的な生き物調査と、田んぼのあぜや生きものの逃げ場などでの生き物探しに分かれ、調査が行われました。生き物探しに参加した親子らは、カエルやおたまじゃくし、ゲンゴロウ、ヤゴなど20種類を超える様々な生き物をアミで捕まえ、生き物とのふれあいを楽しんでいました。結果は、慣行栽培のほ場に比べ、イトミミズ、ユスリカなどの生き物が多く確認され、コウノトリの餌場として、安全なお米と多様な生き物を育む環境であることを知っていただけました。
子どもたちが田んぼで楽しそうにしている姿を見ると嬉しいですね。正直癒されます。
今年初めて参加された方に「息子3人と一緒になって、一生懸命生き物を捕まえた。初めて見るような生き物もたくさん発見し、田んぼの豊かさを感じた。ぜひ、また来たい」と言っていただけました。
自分たちの捕まえた生き物の説明を受け、興味津々の子どもたち
生き物に夢中の子どもたち
この日捕まえた生き物たち