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2009年11月 アーカイブ

2009年11月 4日

コウノトリ育むお酒、新発売!!





 コウノトリの住みやすい環境をめざす、コウノトリ育む農法(冬に水をためてコウノトリの餌場を確保したり、無農薬で栽培します)で作ったお米で、新しいお酒が出来ました。その名も、「櫻正宗 コウノトリ育むお酒 純米吟醸」。お酒を作ったのは、神戸市で古くから酒造りをされている櫻正宗株式会社さんです。なんと、創業1717年で、約400年もの歴史がある、日本を代表する酒蔵さんです。仕込み水の「宮水」の発見や、高精白米仕込み(吟醸造り)に取り組んだのもこの酒蔵さん。櫻正宗さんでは、「このお米を使うことで、県内のよい環境づくりへの貢献にもつながる。県内で長く酒造りをする我々にとってありがたいこと」と、話されていました。

 「コウノトリ育むお酒」の特徴は、まず、フルーティーで華やかな香り。そして、口に含めば広がる柔らかな味わい。女性からお酒好きの方まで、幅広く飲んでいただける、そんなお酒です。720ml入りで2,500円(税別・小売価格)です。全国の酒店で取り扱いがあるそうですので、ぜひ一度お試しください。

2009年11月 8日

コウノトリ放鳥

 10月31日(土) 豊岡市但東町唐川で2羽のコウノトリが放鳥されました。(羽の●は識別マークです)

 ケージのネットを開けて放鳥された2羽は4歳のオスとメス。今年7月からこのケージに移され、地域の環境に慣れるよう飼育されてきました。

 放鳥式では、来賓代表の柳生博さん(コウノトリファンクラブ会長)が、「この地域ではほとんどの農家がコウノトリ育む農法に取り組まれている。その農家のみなさんの願いが実現した。」「野生に戻ったコウノトリがこのような素晴らしい取組みをしている各地に飛んで行って、その人たちの取組みを表彰してあげてほしい」とおっしゃっておられました。

2009年11月22日

愛知県で2羽目撃

 11月21日午後1時過ぎに愛知県江南市曽本町で2羽のコウノトリが目撃されました。
 
 足環等によって確認したところ、1羽は10月31日に豊岡市但東町唐川で放鳥した4歳のオスでした。

 そして、もう1羽は8月8日に豊岡市出石町伊豆の人工巣塔から巣立ちした0歳のオス。風切り羽が抜けてうまく飛べなくなって保護され、11月10日に空に放した個体でした。

▲兵庫県立コウノトリの郷公園の飼育員から空に放たれたJ018

▲きちんと飛べるようになりました。

 この2羽は11月20日午前7時30分過ぎに京都府京丹後市にいたことが分かっています。

 遠くまで飛んで行けるくらい元気になって、よかったです。(写真提供:兵庫県立コウノトリの郷公園)

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