但東町産緑化ウド 株の伏せ込み開始
但東町野菜生産組合・山うど部会は、豊岡市但東町特産の緑化ウドの株の伏せ込み作業を始めました。ビニールハウスなどを利用して緑化ウドを促成栽培する同部会では、株を一旦寒さにあててからハウス内に作った床に伏せ込み、加温します。このため、温暖な日が続いた今季は、平年に比べて1週間ほど作業が遅れ、2月下旬ごろから出荷を始める見通しです。
同部会が生産する緑化ウドは、軟白ウドに比べて外観が良く香り高いのが特長。同部会では昨季、約5.2tを出荷しました。今季は、同町内の生産者8人が、地元の市場や京阪神方面へ、4月下旬までで8tの出荷を目指します。
同町相田でウドを栽培する有限会社あしたは今季、約5,500株を伏せ込みました。今後、株を水洗いして、床を加温するための電熱線を配置。土と籾殻をかけて、収穫まで床の温度を調整しながら管理します。同社の渋谷未来生さん(写真)は、「10月、11月の比較的温暖な気候が、株の生育に影響している。伏せ込み時の選別やその後の管理作業をしっかりして、良質なウドを出荷したい」と話していました。