LPガスとは
LPガスとは、「Liquefied Petroleum Gas」つまり液化石油ガスの略称で、一般的に頭文字をとってLPガスと呼ばれています。
LPガスは、炭素と水素の化合物で、炭素数3のプロパン(C3H8)と炭素数4のブタン(C4H10)と2種類ありますが、一般家庭で使われているのはプロパンでプロパンガスとも呼ばれています。
LPガスは、常温では気体ですが、冷却すると簡単に液体になります。
LPガスと都市ガスの違い
都市ガスには、地域によってさまざまな種類のガスがあり、同一の器具が使用できない場合がありますので、転居などの際には注意が必要ですが、家庭用LPガスは、日本全国いずれの地域においても同じ器具を使用することができます。
原料
- LPガス
プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス。液化石油ガスは、大半が海外からの輸入
- 都市ガス
メタンを主成分に持つ天然ガス。天然ガスは大半が海外からの輸入
特性・性質
- LPガス
1.本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐ気付くよう臭いをつけてあります。
2.マイナス42℃まで冷やすと液体になり、体積が250分の1と小さくなります。
3.空気より重たいです。
- 都市ガス
1.本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐ気付くよう臭いをつけてあります。
2.マイナス162℃まで冷やすと液体になり、体積が600分の1と小さくなります。
3.空気より軽いです。
空気より重い
LPガスは空気より重く、漏れると下に溜まる性質があります。
もしガスが漏れたら、特に下の方の風通しを良くして屋外に追い出しましょう。
※換気扇を回すと火花が起きる可能性があります。
臭いをつけてある
LPガスそのものは、無色無臭ですが、漏れたときにわかるように玉ねぎが腐ったような臭いを付けています。
ガス器具にはたくさんの空気が必要
LPガスが燃焼するためにはたくさんの空気が必要です。
室内でガスを使用するときは十分に換気して下さい。
LPガスは供給場所を選ばない
LPガスは車で運べる場所であれば供給場所を選びません。
また安全で持ち運びが便利なことから災害時に供給場所を選ばない緊急対応エネルギーです。
LPガスは同じ量の都市ガスより火力が強い
LPガスは、都市ガスの標準熱量に対して倍以上のカロリーを持っています。
この為、同じガス量を消費しても、発生する熱量はLPガスの方が高く、家庭でも強い火力でご使用いただけます。
クリーンなエネルギー
- 燃焼による排ガス中のCO2量は、石油や石炭に比べて非常に少ない。
- LPガスには硫黄分含有量がほとんどなく、窒素も含まれてない。
- ススや灰分を出さない。
- オソン層破壊の心配がない。
- LPガス、そのものには人体に有害な一酸化炭素(CO)は含まれない。
※ただし、換気不足などで不完全燃焼をおこすとCOを発生します。
※LPガスそのものは炭化水素なので、大量に吸い込むと意識を失ったり、窒息することもあります。
LPガスに関するお問い合わせは下記まで。
<24時間緊急対応しています>
(豊岡市) 豊岡LPガス販売店
TEL:0796-23-0638 FAX:0796-24-6124
(美方郡) 村岡LPガス販売店
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(養父市・朝来市) ㈱JAエネルギー兵庫わだやま販売所
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