歴史は江戸時代にまでさかのぼる
産地・期間限定たじまの冬の味覚
兵庫県北部の朝来市には、室町時代から銀の採掘が行われていた史跡・生野銀山があります。「岩津ねぎ」は江戸時代に銀の採掘に携わっていた人々の、冬の栄養源として栽培が始まったとされる、歴史あるたじまの特産品。朝来市で栽培されたものだけが「岩津ねぎ」として市場に出荷され、11月下旬から3月下旬までの期間限定で販売されます。
おいしさの特徴
ゆたかな香りと甘み、柔らかさは
「岩津ねぎ」だけで楽しめる味
「岩津ねぎ」は白ねぎと青ねぎの中間に位置するねぎで、白ねぎにはないゆたかな香り、甘さと柔らかさが大きな特長です。緑色の葉の部分もおいしく食べることができます。鍋物やすき焼きにすると、トロリとした柔らかさが楽しめるほか、焼いたり、天ぷらにしたりすると、口の中に広がる甘みを味わえます。
おいしさの秘密
雪や霜にさらされ増していく甘み
葉の豊富な水分がおいしさの秘密
昼夜の温度差が大きな冬の朝来市で、深い雪や霜にさらされながら育つことで、「岩津ねぎ」だけが持つ独特の甘さと柔らかさが増していきます。肉厚の葉には、トロリとした水分がたっぷりと含まれており、これが「岩津ねぎ」の柔らかさと甘みのもとになります。また、本当においしい「岩津ねぎ」を味わえるよう、販売期間を限定しています。
長さ、太さ、葉の枚数など厳しい
基準を満たしたものを出荷します
岩津ねぎの栽培は、4月の種まき、6月の定植から11月の出荷までに、白根を伸ばすための土寄せを4回ほど行います。そして、長さ、太さ、葉の枚数などの厳しい出荷基準を満たしたものだけを出荷しています。たじまの厳しい寒さの中、雪や霜に当たるほど甘さが増し、一段とおいしくなるのが「岩津ねぎ」の特長です。
JAたじま岩津ねぎ部会 藤井 琢磨 さん
旬と産地のご紹介
11月下旬から2月下旬が旬の時期
朝来市岩津地区周辺での限定生産
「岩津ねぎ」には11月23日の販売解禁日と3月21日の出荷終了日が定められています。とくに旬となるのは、11月下旬から2月下旬とされています。また、「岩津ねぎ」は発祥の地であり、名前の由来となった朝来市岩津地区を中心に、朝来市に限って生産されています。冬の間は厳しい寒さになる朝来市で、独特の甘みと柔らかさを増しています。
どこで買えるの?
朝来市内を中心に直売所などでも
関西のスーパー・百貨店にも並ぶ
「岩津ねぎ」の産地である朝来市内の「道の駅」などを中心に、JAたじま直営のファーマーズマーケット「たじまんま」ほか、各直売所などでお買い求めいただけます。たじま以外の地域では、関西圏のスーパーマーケットや百貨店の店頭などでも「冬の味覚」として販売されています。
直売所「たじまんま」美味しい食べ方のご紹介
「岩津ねぎ」を存分に味わうなら
シンプルな天ぷらや直火焼きで
鍋物やすき焼きなどでおいしく味わっていただけますが、「岩津ねぎ」が持つ独特の香り・甘み・柔らかさをお楽しみいただくなら、「岩津ねぎの天ぷら」や「岩津ねぎの直火焼き」といった食べ方がオススメ。お手軽・シンプルなレシピで、「岩津ねぎ」のおいしさを存分に楽しんでいただけます。
レシピを見るお問い合わせ
〒668-0051
兵庫県豊岡市九日市上町550-1
たじま農業協同組合営農生産部 特産課
電話/0796-24-6672 FAX/0796-24-6702