栽培管理を徹底 研修会開き注意喚起
JAたじまのみかた棚田米生産部会は2月8日、平成29年産のみかた棚田米の栽培に向けた村岡・小代地区の研修会を村岡営農生活センターで開きました。研修会には部会員24人が参加し、栽培の方針や施肥設計の見直しに伴う新規資材の導入について確認しました。
研修会では、同センター職員が28年の栽培の反省点を説明。9月下旬の長雨による刈り取りの遅れやカメムシによる被害が多く見られたことから、今年は、中干しや溝切りによる水管理の徹底、適期の草刈りや農薬による除草を徹底するよう呼び掛けました。また、生産コストの削減と環境への安全性を配慮し、肥料、農薬を変更することを説明。肥料や農薬に含まれる成分量や効果の期間が変わるため、施す量や時期を間違えないよう注意を呼びかけました。
同部会の、吉田増夫副会長は、「低コスト化や環境を守るために必要であれば、新たなものにもしっかりと順応して、おいしいお米をたくさん出荷したい」と話していました。
みかた棚田米は、良質な土壌やきれいな水、昼夜の寒暖差などを生かして栽培するコシヒカリです。粘りが強く、コシがあり、冷めてもおいしいのが特長。今年度は同部会の生産者288人で約300tを出荷しました。