産地力の向上を決議 豊岡果樹部総会
豊岡果樹部は2月22日、第52回の総会を豊岡営農生活センターで開きました。平成29年度は、剪定講習会や先進地への視察研修などで栽培技術と販売力を高め、行政など関係機関と連携し産地力の拡大をはかることを決めました。兵庫県が開発した新品種「なしおとめ」の普及や、今年度から始めたふるさと納税返礼品の取り扱い規格の拡大などで、さらなる出荷増を目指します。
総会には、部員のほか、行政関係者やJA職員ら10人が参加。29年度の活動計画などを確認し、有害鳥獣の対策や暦の変更点などへの意見を交わしました。
この日の役員改選で新たに部長に就いた同市竹野町の福井美治さん(写真左)は、「JAや行政、ほかのナシ生産者組織とも協力し、良いところは取り入れて消費者の需要に応えられるナシを生産、出荷したい」と意気込みました。
同部は豊岡市内のナシ生産者6人で組織しています。今季は、4月に気温差が大きく、降水量が平年に比べ少なかったため果実の肥大が遅れ気味でしたが、その後の好天で生育は回復。病害虫の目立った被害もなく、27年度より0.2t多い約1.5tを出荷しました。