朝来市黒大豆の生産物を審査 優秀な生産者決まる

 JAたじまあさご黒大豆部会は3月7日、部会員の生産技術を改善し黒大豆の品質を高めるために開く朝来市黒大豆共励会の生産物審査を、和田山支店で開きました。朝来農業改良普及センターの片岡茂里所長、同部会の藤岡肇部会長やJA職員ら審査員11人が、出品された黒大豆の外観などを審査しました。

170307blackbeans.jpg 生産物審査には、11月の二次審査でほ場の管理や生育の状況などを見て回った生産者17人が出品。生産物は、二次審査の実施時に5株を抜き取り、選別、調製した中から無作為に選びました。審査員らは、大粒割合、しわ粒の混入状況、裂皮や着色の程度など5項目を、一点一点慎重に確かめて各10点満点で評価。抜き取った5株の、規格別の比率や収量などと照らし合わせて審査しました。今回の生産物審査、11月のほ場審査と出荷の実績などを総合的に判断し、特に優秀な生産者9人を選出。選ばれた9人は、3月23日に同部会が開く振興大会で表彰します。

 藤岡部会長は、「今年度は天候に大きく左右され、思うように栽培できなかった生産者は多い。しっかり管理して多く出荷できた生産者の話しを聞き、部会全体で栽培の工夫など共有して、次年度の栽培に生かしてほしい」と話していました。