良質なキノコ栽培で出荷増目指す
JAたじまきのこ部は3月9日、城崎温泉あさぎり荘で第22回の総会を開き、平成28年の活動や販売実績の振り返りと、29年の生産、販売活動に向けた意思統一を行いました。総会には、部員のほかJA職員や市場関係者ら20人が出席。主力の菌床シイタケを中心に、26.3tの出荷目標を掲げました。
同部は、豊岡市内のキノコ類生産者29人で組織。菌床や原木などでのシイタケや、ヒラタケなどを出荷しています。28年度は、天候不順の影響で原木での生育が特に鈍く、出荷量は前年比約1t減の23.7tだった。29年度は基本的な作業をしっかり行って健全菌床や優良ほだ木を育成し、部役員らによる巡回などを通じて栽培技術と品質の向上、平準化をはかります。
総会では、豊岡営農生活センターの日下部真センター長が、「市場など関係機関と協力してブランド力を高めるなど、販売に一層力を入れていく。良質なキノコを出荷し、消費者の需要に応えていこう」とあいさつ。市場関係者が、早めの収穫を心掛けて少しでも多く出荷してほしいと呼び掛けました。
同部の山﨑勇喜部長(写真)は、「一人ひとりが少しずつ規模を拡げ、友人に声を掛けるなどで仲間を増やして、産地力を高めていきたい」と話しました。