村岡米をもっと好きになって 産地交流会が開催

170521muraokamainaka-.jpg JAたじまの村岡米生産組合と大阪市福島区吉野にある地米屋「米蔵人おくむら」は5月21日、特産コシヒカリ「村岡米」の理解者やファンを増やすことを目的に、消費者を招いた産地交流会を美方郡香美町森脇で開きました。

  交流会は、消費者と生産者が一緒に田植えや稲刈りなどの農作業を体験します。毎年開いていて、今年で14年目。交流会には、大阪市から訪れた消費者の家族や、生産者、販売者、JA職員など66人が参加しました。生産者やJA職員の指導のもと、手植えや田植機を使った田植えを体験したほか、サツマイモの植え付けも体験しました。

170521muraokamainaka2.jpg  3年連続で交流会に参加している女性は、「生産者の方々と直接会って話をすることで村岡米に対する安心感や信頼感がさらに高まった。毎日食べるものにはこだわりたいので、交流会の存在はありがたい」と話していました。

  交流会を発足させた同地米屋を経営する奥村茂さんは、「消費者には村岡米の良さを、生産者には消費者の望む声を知ってもらいたい。互いが理解し合い、共によろこべる関係づくりに向けて、これからも交流会を継続していきたい」と話していました。

  同米は、有機質肥料を使い、農薬の使用を慣行の半分以下に抑えて栽培する特別栽培米コシヒカリです。中山間地域独特の気候である昼夜の温度差を活かして栽培する同米は、豊かな香りと、強い粘りと弾力があるのが特長。お米のおいしさを競う「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」では過去5回金賞を受賞するなど、味、質共に優れたお米です。同生産組合19人が約26㌶で栽培しています。