地元の農業を伝える 健康福祉大学で栽培の講習会

 和田山営農生活センターは5月27日、朝来市健康福祉大学で、同大学の受講生を対象に栽培講習会を開きました。同市特産の岩津ねぎや丹波黒大豆の歴史や栽培、JAの生産部会などを紹介しました。

 同大学の受講生には、家庭菜園などで岩津ねぎや丹波黒大豆を栽培する人が多くいます。地元の農業を伝え、栽培の専門的な知識や技術を学んでもらい、栽培を通じて健康的な身体と生きがいづくりに貢献しようと、同センターが協力しました。

170527syuttyou.jpg 講習会には、同大学の受講生約30人が出席。JA職員が、部会の活動や栽培面積の推移、経営収支などを説明しました。

 また、これからの時期に必要な定植作業の方法やその後の管理方法などを紹介。特産の農産物の出荷量増に向けて、栽培面積の拡大とJAへの出荷を呼び掛けました。

 講習会の参加者は、「病害虫の見分け方と対処の方法を教えてほしい」「出荷するにはどうすればよいか」など質問し、JA職員が丁寧に答えていました。

 参加者の女性は、「これまで自己流だった栽培を、プロに教わりしっかりと学べて良かった。たくさん収穫できたら出荷を考えたい」と話していました。