豊岡産トマト出荷始まる

170601tomato1.jpg 豊岡市内のトマト生産者でつくる豊岡そ菜部トマト委員会が6月1日、今季の出荷を始めました。初日は地元の市場へ向け69ケース(1ケース4kg)を出荷。今年産は比較的温暖で昼夜の寒暖差が大きい気候だったことなどから、適度な酸味と甘く実の締まったトマトに育っています。

 管内では大玉で桃色系の品種「桃太郎」シリーズを主に、今季は11人が約1.7haで栽培。3月中旬から4月中旬にかけて定植しました。晴天が続き雨不足などで生育遅れが心配されましたが、生産者の適切な水管理で順調に生育。例年よりやや遅い初出荷となりました。最盛期は6月下旬と7月中旬の2回あり、多い日で900ケースを越します。豊岡や神戸の市場を中心に8月中旬までの出荷を見込んでいます。今年は前年を9,000ケース上回る3万ケースを計画しています。 

 日高町の吉岡亮さんは1,700本を約17aで栽培。「雨が少ないため樹の状態を見ながら水管理に注意を払ってきた。栽培暦に沿った管理を徹底し、市場に好まれる2Lサイズを中心に出荷したい」と意気込んでいます。