大納言小豆の栽培増へ大規模農家向け研修会
JAたじまは6月22日、小豆の栽培面積拡大を目指して、大規模での大納言小豆栽培の研修会を豊岡南支店で開きました。大規模農家を対象に、栽培管理や作業時の注意点、各々に適した栽培、収穫の体系などを紹介しました。
JAでは平成32年を目標年次とした営農・畜産振興方策で、特産の「美方大納言小豆」を中心に、地域振興品目として小豆の生産拡大、販売強化に力を入れています。但馬産の小豆は消費者の評価が高いことから、JAでは28年度、但馬全域での大納言小豆の生産増を目指して、豊岡市内の担い手に試験的な栽培を提案。今年度は面積を増やし、約2haで栽培します。
研修会では、播種までの作業やその後の管理、栽培と収穫の概要などを説明。大規模の栽培では、小豆の生産で手間のかかる選別作業を行わず、収穫後は乾燥して水分調整すれば出荷できるため、農家の作業時間の省力化、身体的な負担の軽減につながると話し、栽培の取り組みと面積の拡大を呼び掛けました。研修会の参加者らは、機械やほ場の条件、作業効率などを照らし合わせ、意見を交わしていました。
JAの担当者は、「機械や農地を有効に活用でき、農家の所得増にもつながる。担い手農家の負担を減らせるよう、可能な支援を提案していきたい」と意気込んでいました。