高原育ち轟大根 出荷開始

170703todoroki.jpg 轟大根生産組合は7月2日、養父市の杉ヶ沢高原で生産する夏ダイコン「轟大根」の出荷を始めました。今年は、播種後に雨が少なく夜温が低かったため生育が遅れ、昨年より約10日遅い初出荷となりましたが、品質は良好です。同組合は11月上旬まで、地元の市場へ200t(2万ケース・1ケース10kg)の出荷を目指します。

 同組合では、標高750~850mの杉ヶ沢高原の冷涼な気候と柔らかい土壌を利用して、生産者5人が約6haで轟大根を栽培しています。きめが細かく、みずみずしい甘さが特長です。初出荷の2日は1.65tを出荷。6月末の降雨で一気に肥大して出荷量が増え、順調な出だしとなりました。

 JAの担当者は、「初出荷は遅れたが、出荷数量、品質とも良い。今後の出荷も期待できそうだ」と見通します。

 今年、1.2haで轟大根を生産する同組合の木戸孝太郎組合長は、「生育は遅れたが6月末の降雨でよく太り、肌がきれいな轟大根ができた。適期収穫など心掛け、日量400kgの出荷を目指したい」と話していました。