朝倉さんしょ品評会 優秀な生産者を決定
JAたじまが特産振興の重点品目として生産・販売の拡大に努める実ザンショウ「朝倉さんしょ」を生産する、JAたじま朝倉さんしょ部会は7月20日、生産意欲と栽培技術の向上を目的に、朝倉さんしょの品評会審査会を総合営農センターで開きました。同部会の福井悦雄部会長ら部会役員、JA職員や行政関係者ら19人が、出品された朝倉さんしょの外観や品質を審査しました。
品評会には、収穫時に変色しないよう冷凍保存した朝倉さんしょ29点が出品。審査員らは、粒揃いや色合いなどを一点一点確かめ、各項目5段階で評価しました。今回の評価と、5房の合計重量や1房当たりの粒数など事前に調べた項目を照らし合わせ、特に優秀な上位7点を選出。今回選ばれた朝倉さんしょの生産者7人は、同部会が11月に開催予定の生産者大会で表彰します。
同JA営農生産部特産課の中村成之課長は、「しっかりと手をかけて管理した生産者は、良質な朝倉さんしょができている。講習会などで栽培管理の技術をしっかりと伝えて出品者を増やし、品評会の水準、朝倉さんしょの品質を高めていきたい」と話していました。
同部会が生産する朝倉さんしょは、養父市八鹿町が発祥の地とされる。粒、房が大きく、後をひかない辛さとさわやかな香りが特長です。同部会では、494人が但馬全域で1万1,000本を超える朝倉さんしょを栽培。今季は5月19日から6月上旬までで約12tを出荷しました。