マルハタの柿 目合わせ会で品質確認

171024maruhata.jpg マルハタ柿生産組合は10月24日、畑ヶ中公民館でカキの目合わせ会を開きました。生産者6人が12点のカキを持ち寄り、JAと朝来農業改良普及センター職員が一点一点、糖度、重量や色づきを計測。各生産者の園地を見て回り、生育の具合などを確かめました。

 「マルハタの柿」は、養父市八鹿町の畑ヶ中地域で生産された「富有柿」。ミネラルを多く含んだ蛇紋岩地帯の土壌と氷ノ山からの清流を生かし、有機肥料を使って栽培したマルハタの柿は、色づきとつやが良く、甘みが強いのが特徴です。同組合では、市場や贈答用として全国へ出荷します。

 今季は、台風の影響で枝折れなどの被害が一部で見られたが、生育は概ね順調。目合わせ会に出品したカキの平均糖度は16.2と昨年を大きく上回りました。平均果重は251gと昨年に比べやや小ぶりですが、品質は平年並み。11月上旬の初出荷には、十分に色づく見込みです。

 生産者の一人は、「今年は実のなりが良く、11月上旬から半ばには、大きさ、甘さとも良いカキができる。少しでも多く出荷して、たくさんの人に味わってもらいたい」と話していました。