香住ナシ増収へ 講習会で正しい剪定学ぶ
JAたじまの香住果樹園芸組合指導員会は11月15日、本格的に剪定作業が始まる時季を前に、ナシの剪定講習会を美方郡香美町香住区守柄の果樹園で開きました。同組合員約20人が参加し、正しい作業方法を確認しました。
剪定は、果樹の生育を促進したり、病害虫の発生を予防する効果があり、果実の収量や品質に大きく影響する重要な作業です。
講習会では、兵庫県立農林水産技術総合センター北部農業技術センターの職員が、剪定する枝の位置の見きわめ方や注意点を説明。枝が先端まで充実していれば、先を少し切り取る程度の剪定をし、先細りで先の方に花芽が多ければ長めに剪定する。また、樹勢を強くするために、樹勢の弱い枝は多めに剪定すること、日当たりや風通しを良くするために、枝が密集しているところは、不要な枝を剪定することなどを呼びかけました。参加者らは説明を受けた後、実際に剪定をして作業を確認しました。
講習会の参加者は、「今まではどの枝をどのくらい剪定すればよいか分からず、正しい剪定が出来ていなかった。今後は、学んだ通りに正しい剪定作業で出来の良いナシを多く作りたい」と話していました。