正月に向けて黒大豆の手選別作業開始
JAたじま管内で、特産物「丹波黒大豆」の出荷に向けた調製作業が始まりました。お正月用の食材として需要が高い年内の出荷に向けて、作業員らは、JAたじまあさご黒大豆部会の部会員ら管内の生産者が持ち込んだ黒大豆の選別作業に追われています。
JAでは、11月中旬から黒大豆の荷受けを開始。部会員らが収穫した黒大豆は、JAの朝来黒大豆乾燥調製施設で乾燥、脱粒した後、機械で形の丸いものを選び、大きさごとに仕分けられます。仕分けた黒大豆は、機械では見分けられない虫食いや裂皮などを、熟練の作業員が一粒一粒手作業で選別。最盛期の12月半ばには作業員約30人が選別を行い、作業は1月末まで続きます。
選別を終えた黒大豆は、県内業者を中心に販売し全国の消費者に届けます。
作業員の女性は、「肉眼での作業は大変だが、黒大豆の品質を守る大切な作業。機械では確認できない部分もしっかりと確かめて、品質の良い黒大豆を消費者に届けたい」と話していました。
同部会が生産する丹波黒大豆は、大粒で皮が破れにくく、色つやの良さと肉厚でもっちりとした食感が特長。同部会では今季、生産者104人が朝来市内約40haで栽培しています。