米・食味コンクールで但馬のお米が入賞

 山形県で11月25、26日に開かれた、米のおいしさなどを競う「第19回米・食味分析鑑定コンクール」で、JAたじま管内の2団体が入賞しました。「チーム奥神」(豊岡市日高町山田)が国際総合部門の特別優秀賞を、「アグリクロード村岡」(香美町村岡区)が栽培別部門・水田環境特Aの金賞をそれぞれ受賞しました。

 12月18日、JAたじま本店に両者を招き、尾﨑市朗組合長が「入賞は生産者の努力の成果。但馬のPRに大きく貢献してくれてうれしい。今後の活躍に期待します」と激励しました。 

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 チーム奥神は、地元の水稲農家や民宿経営者ら4人が地域の活性化を目的に平成28年に結成。スキー場で知られる奥神鍋を観光と農業で盛り上げようと、コウノトリ育むお米などを生産し、宿泊施設等で地元農産物を提供しています。今回はコウノトリ育む農法による無農薬のコシヒカリを出品。代表の青山直也さん(写真右)は、「今回の受賞で但馬の米のおいしさをアピールすることができた。地域も活気付いている」と喜んでいました。

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 アグリクロード村岡は、地元農産物のPRなどを目的に平成25年に地元の水稲農家や畜産農家など3人で結成。但馬牛の堆肥や有機肥料を使って栽培した「ゆうだい21」を出品しました。代表の田中郁さん(写真左)は、「今年も村岡区から入賞することができてうれしい。中山間地域農業の成功事例を作りたい」と話していました。「第14回お米日本一コンテストinしずおか」でも金賞に選ばれました。

 米・食味分析鑑定コンクールは米・食味鑑定士協会などが主催する、国内最大規模の米コンクール。今年は、国内外から5,500点以上の米が出品され、機械による成分検査、審査員による食味検査などが行われました。上位43件の個人・団体が「国際総合部門」に選出され、18件が金賞、他25件が特別優秀賞となりました。