収量増を図り販売高1億円目指す 総会で決議

180222tantou1.jpg 但東町野菜生産組合は2月21日、第48回通常総会をシルク温泉やまびこで開きました。組合員約40人が参加し、原案通り全3議案を承認。平成30年度は、主力品目のピーマンの排水対策や病害虫防除などを徹底して収量の増加と安定的な生産を図り、販売高1億円を目指します。

 同組合では29年度、町内の42人がピーマンのほか、ウドやエンドウなどを生産しました。出荷量は台風などの影響もあり計画を下回りましたが、販売高は野菜の市場価格の高騰もあり、27年度の1億円に次いで過去2番目の約9600万円となりました。

 30年度は、排水対策の徹底、定期的な防除、支柱の強度の見直し、果実の適期収穫などに取り組みます。小西康之組合長は、「価格はまずまずだったが、台風などの影響で収量が伸びなかった。栽培管理を徹底し、シーズン終了までしっかり出荷して目標を達成したい」と話しました。

 総会では29年度の事業報告と決算、30年度の事業計画と予算などを審議したほか、今年度のピーマン栽培で優れた生産者の表彰もありました。栽培本数や1本当たりの収量、ほ場の管理状態などを審査し、羽尻宏副組合長を最優秀賞に選びました。1本当たりの収量が但馬全体の平均より4.4kg多い10.6kgと特に優れていました。羽尻さんは、「量だけでなく品質にもこだわって消費者に喜ばれるものを生産したい」と来年度の意気込みを語りました。