より高品質な「木の芽」を出荷しよう 総会で確認

180224sannsyobukaisoukai.jpg サンショウの若葉「木の芽」の生産者で組織する香住野菜生産組合山椒部会は平成30年度、品質の向上に一層努め、より高品質な「木の芽」の出荷を目指します。2月24日、御崎地区公民館で開いた総会で決めました。
 木の芽は、料理などの添え物や香り付けとして重宝されています。タケノコとの相性が特に良く、独特の香りとほろ苦さが特徴です。
 同部会では29年度、美方郡内の生産者38人で約9,200ケース(1ケース200g)を京阪神の市場に4月から5月中旬まで出荷。気温が低い日が続き、例年よりも1週間ほど遅い出荷でしたが、品質は良好、出荷量も例年並みとなりました。
 総会には、生産者、行政やJAなど関係者約20人が出席。29年度の事業と決算、30年度の事業計画と予算の全2議案を審議し、原案通り承認しました。総会後、出荷と栽培の講習会もあり、開花した花など異物が混入しないよう注意すること、若くて柔らかい芽と生長し固くなってしまった芽は分けて出荷することなど、高品質な木の芽の出荷に向けた出荷調整の要点を確認したほか、植え付けや接ぎ木の正しい作業方法も確認しました。
 同部会の岡田和会長は、「木の芽を求める市場の声は大きい。期待に応えられるよう、今後も高品質な木の芽を出荷しよう」と呼びかけました。