需要への対応力を強化しよう 総会で確認
豊岡市内のナシ生産者で組織するたじま農協豊岡果樹部は平成30年度、消費者の需要に一層応えるため、さらなる高品質化と取扱品種の増加を目指します。2月27日、豊岡営農生活センターで開いた第53回通常総会で決めました。
総会には、生産者、行政や同JAの関係者ら約10人が出席。同部では29年度、贈答用や豊岡市へのふるさと納税に対する謝礼品として、28年度より0.4㌧増の2㌧の「二十世紀」を販売しました。ふるさと納税謝礼品の出荷量は、取扱規格を3㌔のみから、5㌔、7.5㌔、10㌔の4規格に増やしたことで、28年度の約3倍となりました。30年度は、消費者の需要に幅広く応えるために、9月上旬から下旬の二十世紀だけでなく、「王秋」や「愛宕」などの晩生品種の生産にも力を入れます。また、栽培講習会や先進地への視察研修を通して栽培技術を磨き、品質をより高めます。
同部の福井美治部長(写真)は、「年々と出荷量が増えている。今後も多くの消費者に豊岡産のおいしいナシを届けられるよう、収量や品種を増やしていきたい」と話していました。