特産「朝倉さんしょ」一層の普及・振興拡大へ 総会で確認

180418asakurasoukai.jpg JAたじま朝倉さんしょ部会は平成30年度、①生産基盤の確立②集荷体制の確立③販売促進活動による販売の安定化④地産地消の拡大―の4つを主軸に、特産「朝倉さんしょ」のさらなる普及・振興拡大を目指します。4月18日に豊岡市九日市上町の同JA本店で開いた総会で決議しました。

 同部会は豊岡支部、みかた支部、養父支部、朝来支部の全4支部にからなり、但馬全域で「朝倉さんしょ」を栽培しています。29年度の部会全体の出荷量は、昨年度より多い約12㌧でした。出荷先の京阪神の各市場からは、「朝倉さんしょ」を求める声が年々と高っていて、今後も積極的に収量を増やし、高まる需要に応えていきたい考えです。30年度は、栽培講習会による生産者の栽培技術の向上や、適期の収穫と出荷基準の遵守で、より高品質な「朝倉さんしょ」の出荷に努めます。また、各種イベントでの販売促進活動を通じた「朝倉さんしょ」のPR活動にも一層力を入れます。今年度の出荷目標に15㌧を掲げました。

 総会には、同部会の役員、行政やJAなど関係者ら24人が出席。29年度の活動報告と収支決算、30年度の活動計画と収支予算について審議し、全て原案通り承認しました。同部会の福井悦雄部会長は、「実需者の期待により応えるためにも、良質な朝倉さんしょを増産する必要がある。今後も生産者一人一人が品質にこだわりを持って、栽培や出荷に努めてほしい」と呼びかけました。

 総会後は同部会の役員会もあり、各支部のほ場の生育状況を共有。今年は3月から4月にかけての気温が高く、例年より生育が3~4日ほど早いほ場が多く見られることから、今季の初出荷に向けて今後も生育状況をしっかりと確認していくことを決めました。