農業への理解を深め販売に生かそう 生協職員が農業体験

180422coop1.jpg JAたじまと生活協同組合コープこうべ、株式会社コープライスセンター、全農パールライス株式会社、全農兵庫県本部は4月22日、23日、同生協の職員を対象とした農作業研修会を宿泊研修施設うづかの森で開きました。研修会では、同生協の人と自然にやさしい食べ物づくりを目指して、安全・安心をいっそう追及するブランド「フードプラン」に指定されている「つちかおり米」の栽培から収穫までを同生協職員が体験します。農業体験を通して農業や同米への理解を深め、販売に生かすことが目的です。研修会は今年で3年目になりました。研修会で指導を務める同JA営農生産部営農課の長瀬智嗣さんは、「研修会を通じて、言葉では伝えきれない米作りの楽しさと苦労に理解を深めてもらい、生産現場の思いを消費者へ伝えてもらいたい」と研修会への思いを語りました。

180422coop2.jpg この日の研修会には、同生協の職員6人が参加。同JA職員から、但馬地域の概要や同米の普及・振興拡大に向けた取り組みについて説明を受けたあと、ほ場の耕運や同米の苗作りを体験。また、今年度から研修に新たに加わった、ほ場へつながる水路の泥上げ、ビオトープ作りなども体験しました。耕運したほ場や清掃した水路、苗、ビオトープなどは、消費者家族に同米の田植えから収穫までを体験してもらう「コープス兵庫コシヒカリ親子米づくり体験ツアー」で使います。研修会に参加した、同生協で農産物の販売を担当する原部稔章さんは、「研修を通して感じたこと学んだことを自分の言葉で消費者に伝え、同米の販売に生かしたい」と話していました。

 同米は、化学合成肥料窒素成分を慣行栽培の9割減、農薬の使用を慣行栽培の5割以下に抑えた特別栽培米コシヒカリで、同生協の予約宅配制度「お米友の会」の会員サービスを通して購入することができます。