「朝倉さんしょ」出荷始まる 児童を招いて収穫体験
特産「朝倉さんしょ」の出荷が最盛期を迎えています。今季は、春先から天候に恵まれ生育が順調に進み、房付きや粒揃いが良く、作柄は上々。JAたじま朝倉さんしょ部会がJAたじまを通して、地元の直売所や道の駅、京阪神の市場に6月上旬まで出荷します。昨季より3㌧増の15㌧の出荷を目指します。
養父市八鹿町朝倉が発祥の地とされている「朝倉さんしょ」は、後を引かない辛さと爽やかな香りが特徴です。同部会員約500人が但馬全域で栽培しています。同部会は、「朝倉さんしょ」の地産地消に向けて、但馬地域でのPR活動に一層力を入れています。
5月24日には、同部会の福井悦雄部会長(写真左)がその活動の一環として、養父市立高柳小学校の4年生ら約20人をほ場に招き、収穫体験を行いました。児童らは福井部会長に収穫の仕方を教わりながら、一房一房丁寧に摘み取り、合計4㌔を収穫しました。同小学校の大下勇士朗くんは、「さわやかな香りとピリリと舌に残る感じが大好き。時々学校の給食で食べていたが、木に生えている状態を見るのは初めて。収穫を体験できてうれしい」と話していました。福井部会長は、「体験を通じて朝倉さんしょをもっと好きになってもらいたい。ファンを増やすために今後も活動を続けていく」と話していました。