新鮮な旬の農作物を産地直送 今季の出荷始まる
JAたじまの新温泉町産直部会は6月1日、今季の農作物の出荷を始めました。美方郡内の生産者30人で組織する同部会は、約50種類の野菜や果物を6月から12月にかけて、阪急電鉄沿線を中心に展開するスーパーマーケット「阪急オアシス」の4店舗に産直します。この日は、スナップエンドウやカブ、ホウレンソウ、キャベツなど12種類、合計688点を出荷しました。
朝の8時半ごろから、部会員らが次々と自慢の農作物を温泉営農生活センターに持ち込みました。同センター職員や荷受員は、持ち込まれた農作物を丁寧に検品し、店舗へ向かう搬送トラックに詰め込むと、部会員らとともに、搬送トラックを見送りました。出荷した農作物は、その日の夕方か翌日には各店頭に並びます。
この日、スナップエンドウとカブを出荷した新温泉町岸田の西川敏雄さん(写真)は、「待ちに待った出荷が始まりうれしい。有機質肥料を使って味にこだわった農作物づくりを心掛けている。多くの消費者に新温泉町産のおいしい農作物を味わってもらいたい」と笑顔で話していました。
同部会を担当する同センターの西口直輝は、「新温泉町産の野菜は品質がいいとの評判をいただいている。今年度は更なる販売率の向上のため、販売促進や生産者への情報提供に力を入れたい」と意気込んでいました。
同部会は平成29年度、長雨や台風など天候不順の影響によって出荷数量が落ち込み、総販売高は28年度より約160万円減の830万円でした。30年度は、部会員一人一人が栽培管理と出荷増に努め、29年度以上の売り上げを目指します。