特産「朝倉さんしょ」を品評 上位7点決める
JAたじま朝倉さんしょ部会は7月18日、特産「朝倉さんしょ」の品評会の審査会を総合営農センターで開き、優れた出品物7点を選びました。入賞した生産者は、同部会が今年の11月に開催予定の生産者大会で表彰します。
品評会は、生産者の栽培意欲と技術の向上を目的に4年前から毎年開いています。品評会では、適期に収穫された朝倉さんしょの重量と着果数量を事前に測定し記録。その記録と合せて、審査会で同部会役員、行政、JAなどで構成する審査員が外観を審査し、総合的に入賞者を選びます。
今年の品評会には、但馬全域から合計25点の朝倉さんしょが出品。この日の審査会では、審査委員らが粒揃いや色、形の良さなどを、一点一点入念に審査を行いました。同部会の福井悦雄部会長は、「今季は例年に比べて良質な朝倉さんしょが多かった。生産者が剪定などの栽培管理を努めている証拠。品評会を通して部会全体の栽培意欲の高まりを感じている」と話していました。
養父市八鹿町朝倉が発祥の地とされている「朝倉さんしょ」は、大粒で、後を引かない辛さと爽やかな香りが特徴です。同部会員約500人が但馬全域で栽培しています。
同部会は今季、JAを通して阪神間の市場をはじめ、地元の直売所や道の駅に5月14日から6月上旬まで出荷。昨季より4㌧多い16㌧を出荷しました。