高原育ちの夏ダイコン「はたがなる大根」出番

180817hataganaru1.jpg JAたじまの畑ヶ平農業生産組合は8月17日、美方郡新温泉町岸田の畑ヶ平高原で栽培する特産の夏ダイコン「はたがなる大根」の今季の出荷を始めました。高原に設けられた作業場では、収穫したダイコンの水洗いや選別、箱詰めなどの出荷作業に追われています。この日は、同JAを通して約2,500ケース(1ケース10㌔)を京都、神戸、明石、豊岡の各市場に出荷しました。出荷は10月上旬まで続く見込みです。

 標高1,000㍍を超える同高原では、冷涼な気温により、みずみずしく、甘味があり、きめの細かい良質なダイコンが育ちます。現在は、同組合4戸が約16㌶で栽培していて、今季は約9万ケースの出荷を目指しています。

180817hataganaru2.jpg ダイコンをできるだけ新鮮なうちに市場に届けるため、組合員らは、午前3時ごろから収穫作業を開始。手作業で引き抜いたダイコンをトラックに積み込んで作業場へと運び、一本一本丁寧に泥を洗い流した後、長さや太さなど形状の異なるダイコンを等級別に箱に詰めて出荷しました。ダイコンはその日のうちに各市場に運ばれ、翌日にはスーパーなどの店頭に並びます。

 同組合の西垣昌弘組合長は、「梅雨の時期の雨不足でダイコンの太りが弱く生育を心配したが、8月上旬に雨が降り生育は回復した。今季も例年通りおいしいダイコンが育った。ぜひサラダやおろしなど生で味わってほしい」と話していました。