持続可能な農業の実現にGAP実施を呼び掛け

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 JAたじまは10月1日、豊岡市と合同でGAPについての研修会を日高営農生活センターで開き、管内の生産者約20人に持続可能な農業の重要性について説明しました。

 GAPは農業経営を改善し、結果的に高品質な農作物をもたらすとされていて、JAたじまではGAPの実施を生産者に積極的に薦めています。より多くの生産者にGAPを正しく理解してもらい、自身の農業経営を見直す契機としてもらおうと今回初めて研修会を共催しました。2018年に改正された環境保全型農業直接支払交付金の新たな交付要件として、国際水準のGAPに関する指導および研修を受ける必要があることから、現在の受給者を中心に研修の受講を呼び掛けました。

 研修会では、JGAP指導員の資格を持つJA職員が、GAPの必要性や意義、取り組みについて事例を交えて解説。また、豊岡市農林水産課の担当者が、交付金に係る提出書類やその書き方について説明しました。参加者は、「生産する農作物の安全性を確保することは生産者にとっても消費者にとっても有益であることを学んだ。GAPの取り組みに対して煩雑さを感じてはいるが、できることから少しずつ改善を始めたい」と話していました。研修を担当した担い手支援課の安達明宏TACは、「GAPというと難しく思われがちだが、普段から組合員の皆さんが行なっていることも含まれている。難しいものだと敬遠せずに身近に感じてほしい。今回の講習会をきっかけに自分の農業経営を見直し、よりよい農業の実践に役立ててほしい」と話していました。

 研修会は、2日に出石営農生活センターで、10日に但東営農生活センターでも開催しました。