次年度も販売高1億円超を目指そう 総会で決議
但東町野菜生産組合が生産するピーマンなどの合計販売高が今年度、1億600万円と過去最高を更新しました。豊岡市但東町で開いた通常総会で2月22日、次年度は主力のピーマンで販売高1億円超を目指すことを決めました。
今季は町内の38人がピーマンを中心にウドやエンドウなどを生産。ピーマンでは7月の豪雨による冠水被害や猛暑で発生した病害の影響で、収量が計画を下回りました。しかし、全国的な野菜不足もあって高値で販売され、ピーマンの販売高は9960万円となりました。
総会には生産者、行政、市場関係者やJA職員ら約40人が出席。次年度の事業計画など全3議案を原案通りに承認しました。次年度は今季のピーマン栽培の反省をふまえて、樹勢を維持して収量を上げるために、果実の適期収穫とほ場の排水対策を徹底します。また、適期に必要量を自動で給水することで、安定的な出荷と作業の省力化が期待できるかん水装置の導入をピーマン生産者に呼びかけます。
同組合の羽尻宏組合長は「一人一人が暦に忠実な栽培管理を心掛け、1本当たりの収量増を目指してほしい。声を掛け合い、目標に向かってみんなでがんばりたい」と話しました。
今季のピーマン栽培で優れた生産者も表彰しました。最優秀賞に小西康之さん(写真左)を選びました。1本当たりの収量が但東支部の平均より3.6kg多い10kgと特に優れていました。