黒大豆の栽培面積拡大めざす  振興大会で決議

 JAたじまあさご黒大豆部会は3月19日、朝来市黒大豆振興大会を和田山支店で開きました。2019年度は50haの作付け目標を掲げました。

 大会には部会員、JA役職員や行政関係者ら約60人が出席。藤本茂樹部会長は「私たちが作る丹波黒大豆は良質なものなので、自信を持って栽培に励んでほしい。安定した生産で、歴史ある特産物を全国に届けよう」とあいさつ。18年度の生産を振り返り、次年度の栽培に向けて話し合いました。

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 18年度は市内の119戸が部会に所属し、約37haで黒大豆を生産しました。夏場の豪雨や干ばつなどが生育に大きく影響し、出荷量は前年を下回りました。19年度は、ほ場の排水溝を見直して水を溜めないようにすること、株元まで土寄せをして根域を広げることなど基本的な作業を確実に行うことを申し合わせました。部会では作業や天候に合わせた講習会等を開き、安定した収量と高品質の維持に努めます。
 今季の優秀な生産者も表彰しました。ほ場と生産物の審査の得点が最も高かった髙本浩吉さん(写真)を最優秀賞の兵庫県知事賞に選びました。25年以上、黒大豆を生産する髙本さんは「知事賞は初めて。栽培暦に沿った作業で、例年並みの収量を確保できた。この賞を励みに今後もがんばりたい」と喜んでいました。


その他の受賞者は次の通り。

◇優秀賞
朝来市長賞 藤原寿雄さん
朝来農林振興事務所長賞 松岡厚司さん
朝来農業改良普及センター所長賞 波多野憲一さん
兵庫県農業協同組合中央会長賞 足立政利さん
全国農業協同組合連合会兵庫県本部長賞 東営農組合
たじま農業協同組合長賞 平野良幸さん

◇優良賞
JAたじまあさご黒大豆部会長賞 藤田学さん、古川友明さん