朝倉さんしょ収穫最盛 児童らが収穫体験
朝倉さんしょ部会では、「朝倉さんしょ」の収穫が最盛期を迎えています。出来は上々で、6月上旬まで地元の直売所や道の駅、京阪神の市場に出荷します。昨年より約2t増の18tの出荷を目指します。
同部会は5月24日、地域の特産物を身近に感じてもらおうと、養父市八鹿町高柳のほ場に地元の高柳小学校の児童を招いて収穫体験を行いました。収穫体験は4年目。4年生19人は、生産者の福井悦雄さんに収穫方法を教わりながら丁寧に実を摘み取り、合計10kgを収穫しました。初めて収穫を体験した児童の一人は「有名な朝倉さんしょを収穫できてうれしい。きれいな緑色、さわやかな香り、ぴりりとした辛さが好き」と楽しそうに話しました。
福井さんは「体験を通して朝倉さんしょのファンになってくれればうれしい。房付きや粒ぞろいが良く、作柄は上々。多くの人に味わってほしい」と話しました。
八鹿町朝倉が発祥の地とされる朝倉さんしょは、粒が大きく、さわやかな香りと後を引かない辛さが特長。今季、部会員497人が但馬全域で昨年より1,000本増の1万3,486本を栽培しています。