「シルクコーン」出荷順調、甘さも十分
豊岡市但東町で「シルクコーン」の収穫が最盛期を迎えています。但東シルク野菜部会は8月中旬まで京阪神や地元の市場を中心に、ファーマーズマーケットたじまんま(豊岡)などへ4tの出荷を目指しています。
シルクコーンは地域興しの一環として、名産品だった絹織物にちなみ名付けたシルク野菜の一つ。純白粒で甘味が強く、生でも食べられるほど皮が柔らかいことが特徴です。
今季は4人が約1haで栽培。出荷は7月4日から始めました。部会では「一番おいしい状態で食べてもらいたい」と、収穫作業の大半を朝に行います。3000本を栽培する淀英明さんは「早朝は夜間に蓄えた糖分が豊富。日中は水分が抜け、味も落ちてしまう」と、午前5時ごろから収穫しています。集荷後は、選別、箱詰めしてJAに持ち込んでいます。淀さんは「梅雨入りが遅かったため、出だしはやや小ぶりだが、甘みは抜群。おいしく育っている」と話していました。