新品種ナシ「なしおとめ」 収穫適期調査を実施

IMG_3600.jpg 生産者、行政、JAたじまで組織する兵庫県梨振興協議会は8月9日、昨年度から本格出荷を始めた新品種「なしおとめ」の収穫適期調査を行いました。
 今年度はJAたじまと新温泉農業改良普及センターの職員が、梨園で栽培されている「なしおとめ」の果実横径を測り、「なしおとめ」専用のカラーチャートを使って果色を調べました。調査した7園の平均果肉横径は78.2mmで、8月下旬に予定されている収穫期には約90mmになる見込みです。昨年の実績から、荷受け日を8月16日、8月22日、8月26日に分け、生育状況に合わせた収穫に努めます。
 新温泉農業改良普及センターの古川祥大さんは「肥大は昨年並みの生育だが、色と味はこれから。台風などの天候の影響がないか不安」と話していました。
「なしおとめ」は、果重400g程度と大玉で、糖度は12~13度。他品種と比べて芯が小さく、加食部分が多いのが特長。昨年度は約1㌧を収穫し、今年度は約3~4㌧の収穫を予定し、京都の大手百貨店や「たじまんま」に販売する見通しです。