伝統野菜「八代オクラ」出荷最盛期
日高営農生活センター管内の豊岡市日高町八代地区で、自家消費用として50年以上前から栽培されている伝統野菜「八代オクラ」。伝統野菜を守ろうと、八代地区のコミュニティセンター「八代おもいやりネット」が地域住民に八代オクラの作付けを呼びかけ、今夏から出荷を始めました。
地域農業の振興と地域の活性化に一役買おうとJAが栽培指導や販売面で協力。JAが集荷して、大阪の市場を主に、JA全農直営レストランや地元の直売所に出荷します。9月末までに2tを見込んでいます。
八代オクラは多角形で一般的なオクラより太くて大きく、柔らかいのが特長です。現在、5戸が栽培しています。収穫後、コミュニティセンターに持ち寄って、選別、箱詰めします。
最盛期を迎え、収穫作業に追われる平野薫さんと妻の美恵子さん。薫さんは「天候に恵まれ生育は順調。豚肉巻きや天ぷらがおすすめ。ぜひ食べてほしい」と話しました。上野賢一営農相談員は「地域の伝統野菜が、地域を活性化させ、今後も継続的に八代オクラが生産できるよう地域と協力してがんばりたい」と話します。