畑ヶ平農業生産組合は8月18日、美方郡新温泉町岸田の畑ヶ平高原で栽培する特産ダイコン「はたがなる大根」の今季の出荷を始めました。この日収穫したダイコンは、JAたじまを通して約3,000ｹｰｽ（1ｹｰｽ10kg）を京都、神戸、明石、豊岡の各市場に出荷しました。出荷は10月上旬まで続き、例年並みの約10万ｹｰｽの出荷を目指します。
　標高1,000mを超える畑ヶ平高原では、冷涼な気候により、みずみずしく、甘みのある、きめの細かい良質なダイコンが育ちます。現在は、同組合の4戸が約16haでダイコンを栽培しています。
　ダイコンをできるだけ新鮮なうちに市場に届けるため、組合員らは午前3時ごろから収穫作業を開始。朝露に濡れるダイコンを引き抜き、トラックに詰め込んでいました。その後、出荷作業所に運び、葉をそぎ落としながら、一本一本丁寧に泥を洗い流し、等級別に箱に詰めました。出荷したダイコンは、翌日には店頭に並びます。
　同組合の西垣昌弘組合長は「梅雨明けからなかなか雨が降らず、例年に比べやや小ぶりだが、先日の台風の雨によって今後期待できるだろう」と話していました。