スマート農業実践へ向け研修会を開催

191212JAたじま 第3回農業基礎研修.jpg 朝来農業改良普及センター、朝来市、養父市、朝来農林振興事務所、JAたじま八鹿営農生活センター、同JA和田山営農生活センターなどで構成する南但地域農業後継者育成対策協議会は12月12日、㈱Amnakライスセンター(養父市建屋)で第3回農業基礎研修を開き、新規就農者や関係機関など約10人が参加しました。同社で今年度4月から行っているICTAI、ロボット農機を駆使した中山間地域の稲作を省力化する実証実験を紹介しました。

 この日行われた研修会では、同社や養父市などが協力し、行っている「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」による取り組みを説明しました。その後、ドローンや無人トラクターの実演会を実施し、参加者からは驚きの声が挙がりました。

 昨年8月に西宮市から移住し、イチゴとトマトを栽培する農家の下で学んでいる朝来市和田山町在住の妹背勇紀さん(28)は「研修を通して、少しずつ利益の出やすい環境が整ってきたと感じた。担い手不足に陥っている中で、経営体制を確立し、後継者に伝えられるような農家になりたい」と意気込んでいます。

 同研修は新たに農業を始めようとする研修生や認定新規農業者を対象とした、農業の技術や経営に関する基礎的な研修を実施するとともに、農業経営の発展をめざすことがねらいです。次回は130日に病害虫防除の基礎知識についての研修会を開く予定です。