オール1等米を目指そう 定期総会で決議 浜坂兵庫北錦生産部会
JAたじまの浜坂兵庫北錦生産部会は23日、浜坂支店で定期総会を開き、生産者や関係機関、JA職員ら約50人が参加しました。2020年度は「オール1等米を目指そう」「適期刈り取りを励行しよう」「契約先に良質な兵庫北錦を届けよう」をスローガンに、同酒米の生産・振興をはかります。
新温泉町浜坂地域で30年以上栽培している酒造好適米「兵庫北錦」は雑味が少なく、こくのある日本酒に仕上がることが特長。昨年度は同部会で初となる1等米比率100%を記録しましたが、今年度は8,9月ごろの高温や水不足が要因とみられ1等比率が95%となりました。2020年度は32・4ヘクタールを作付し、6400袋の集荷を目指します。
同部会の坂本凱章会長は「品質が良いものでないと酒屋に認めてもらえない時代になってきたと感じている。良質な酒米を栽培し、蔵元に届けよう」とあいさつしました。
大会ではそのほか、12月13日に開いた品評会の表彰式も行いました。審査の結果、玄米の部で最優秀賞のたじま農業協同組合代表理事組合長賞に尾崎喜市さんが選ばれました。同品評会は3回目で、3年連続での受賞となりました。粒が大きくそろっていて、心白のバランスが良いことが高く評価されました。尾崎喜市さんは「今年は水不足が特に深刻だったが、近所の農家と協力し、井戸水を共有できたことが良かった。これからも農家同士の横のつながりを大切にして励んでいきたい」と話していました。
そのほかの受賞者は次の通りです。
玄米の部 優秀賞 新温泉町長賞=高橋眞さん
新温泉農業改良普及センター所長賞=伊賀勝美さん
全国農業協同組合連合会兵庫県本部長賞=奥田典和さん
兵庫県酒米振興会長賞=宮階和則さん
稲株の部 最優秀賞 浜坂兵庫北錦生産部会長賞=伊賀良介さん
技術賞=伊賀文雄さん、宮階和則さん、
岡村清一さん、宮脇恵美子さん