徹底した防除で病虫害対策を 総会で意思統一 軟白ねぎ生産者組合

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 JAたじまの軟白ねぎ生産者組合は3月18日、温泉営農生活センターで定例総会を開き、組合員やJA職員、関係機関ら15人が参加しました。事業計画など3議案を原案通り承認しました。

 任期満了に伴う役員改選で再任した尾﨑嘉孝組合長は「今年度は非常に病気が多い年だった。来年度からは今まで以上に栽培方法を工夫して、良い軟白ねぎを栽培して所得の増大を目指そう」とあいさつしました。

 同ネギは白根も青葉も余すことなく食べられるのが特長の根深ネギ。2019年度の出荷実績は過去5年で最も少ない約8.5トンをコープこうべや、地元と京阪神の市場へ出荷しました。

 19年度は平年に比べて降水量が多い時期があり、湿度が高いと多発する軟腐病などの病害被害が目立ちました。その対策として20年度は、残さをほ場内に捨てないことなどの徹底したほ場管理を心掛けます。それに加えて、栽培暦を変更し、新たに5つの農薬を使用できるようにしました。同組合が生産する軟白ねぎは化学肥料・農薬の使用を5割以上減らすことで「ひょうご安心ブランド」の認証を受けています。JA職員がブランド維持のため、新規農薬の使用回数など注意点を呼び掛けました。