「神鍋高原キャベツ」出荷が最盛

神鍋キャベツ400.jpg 豊岡市日高町の神鍋高原で、特産の「神鍋高原キャベツ」が出荷の最盛期を迎えています。今年度は雪が少なく例年より2週間ほど出荷が早いですが、生育は順調です。生産者でつくる神鍋高原園芸組合では6月初旬から出荷を始め、7月初旬までに京阪神や地元市場に出荷し、15000ケース(1ケース12キロ)を目指します。
 同組合では今季17人で4ヘクタールのほ場で栽培しています。神鍋高原キャベツは、冷涼で昼夜の温度差が大きい神鍋高原の気候を利用して、甘みとシャキシャキとした食感が特徴です。環境や健康への配慮、優れた食感・品質、生産管理体制などの基準をクリアした「ひょうご推奨ブランド」に認定されています。色や形など品質の良さは市場でも高い評価を受けています。
 同町山宮の渡邊英章さんは今年度40アールに作付けしました。親子で朝夕の涼しい時間に一つ一つ手作業で収穫しています。収穫したキャベツは未明から作業を始め規格別に選別し、JAに翌朝出荷します。渡邊さんは「今年度は雪や雨が少なかったが、病気の被害も少ない。1800ケースを目標に出荷している。これからは作付面積も広げて頑張っていきたい」と話しました。