契約数量必達へ 総会で確認 つちかおり米協議会
つちかおり米協議会は29日に開いた総会で、栽培技術の向上をはかり、出荷先である生活協同組合コープこうべとの契約数量を確実に出荷することを決めました。2020年度事業計画や役員改選など全4議案を審議し、すべて原案通り承認しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止にともない、本店で規模縮小して総会を開催。同協議会役員やJA職員ら約30人が参加しました。
19年度は但馬全域で約800トンを出荷。同生協との契約数量は850トンでした。契約数量を確実に出荷するため、部会員一人ひとりの契約意識の再確認をはかり、引き続き850トンの出荷を目指します。
役員改選で再任した杉岡富之会長は「圃場(ほじょう)をこまめに観察し、生産者とJAが協力しあい、契約数量達成のために頑張ろう」とあいさつしました。
同協議会は産地のPRを積極的に行っています。毎年、同生協の消費者を宿泊研修施設うづかの森(香美町)に招き、田植えや生き物調査、収穫の全3回の体験ツアーを開いています。今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止にともない、田植えを中止したが、生き物調査をテレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って、リモートで開きました。今後は状況を見ながら稲刈り体験を行う予定です。