サトイモ生産確認へ 圃場巡回実施
JAたじまの但東町野菜生産組合は20日、サトイモの圃場(ほじょう)巡回を行いました。同組合のサトイモ部会の部会員やJA職員、豊岡農業普及センターの職員ら約10人が豊岡市但東町内の圃場12カ所を訪ね、生育状況や病害虫発生の有無、管理状況などを確認しました。
同組合は同JA特産振興の重点品目として、但馬全域で生産されている夏秋ピーマン「たじまピーマン」の生産量の約半数を占めています。ピーマン栽培で起きやすい連作障害を回避するため、同組合では毎年圃場を変えています。ピーマンを育てた圃場を水田に戻すことで土壌の環境を良くして水稲を栽培しているほか、農閑期の収入源としてウドやサトイモも栽培しています。
今年度12人が約100アールの圃場で栽培しています。生育はおおむね順調ですが、イノシシなどの野生動物による被害が出ている圃場もあるので、今後は被害拡大防止に努める必要があります。出荷は11月から始まり、主に豊岡中央青果に出荷される予定です。
サトイモの栽培を始めて4年目の坂本修さんは今年度約1700個を定植しました。昨年度よりも出来がよく、順調に生育しています。坂本さんは「出荷まで追肥など肥料の管理をしっかりし順調に育てていきたい」と話しました。