営農振興で連携を 兵庫県議会議員と懇談
JAたじまと兵庫県議会議員は但馬の農業を取り巻く課題を確認し、連携を図ります。12日に、JA管内の県議会議員3人全員を本店に招き、JAの役職員5人と農業情勢について懇談を行いました。農業促進のため、県議会議員に協力を仰ぐことを目的とし、JAでは初めての試みです。
懇談会では営農生産・畜産担当の西谷浩喜常務が現在の農業情勢を報告。「コウノトリ育むお米」や「但馬牛」などそれぞれの特産品について、産地の維持拡大を目指す対策を話し合いました。また、担い手と小規模農家の補助やJA施設の更新などについても活発な話し合いが行われました。
但馬全域で栽培しているたじまピーマンはJAの特産振興の重点品目として掲げ、規模拡大に向けた活動を行っています。出荷最盛期となる7月下旬から9月にかけて日量10トンを超え、ピーマン自動選別包装施設(養父市)の処理能力を大幅に超える出荷となっていて、雇用の確保などさまざまな問題が浮き彫りになっています。効率化を図り、販売金額を向上させるためには同施設の能力向上が急務であり、県議会議員に支援を要請しました。
参加した県議会議員から「懇談会のおかげで但馬の農業情勢が把握できてよかった」「総代会前後に開いてみてはどうか」などの声が挙がりました。今後は懇談会での意見を精査し、定期的に開く予定です。