2年連続 中村さん一等賞一席を受賞
香美町とJAたじまは9月4日、第16回香美町前期子牛品評会をJAたじまのみかた畜産事業所(新温泉町歌長)で開きました。香美町内の生産者が生後6~9カ月の子牛43頭を出品しました。
同品評会は質の高い但馬牛を生産するための技術と改良意識向上のために毎年、前期と後期で2回開催されます。今回の前期の部では、JA畜産課職員3人が、全国和牛登録協会の審査基準を基に、資質や品位・均祢などの出品牛の発育具合を1頭ずつ入念に審査しました。
雄・雌の部には30頭が出品され、小代区の中村健治さんが出品した「おじろみかた2」を一等賞一席に、去勢の部には13頭出品され、金賞一席に村岡区の上田伸也さんが出品した「上田537」をそれぞれ選びました。
雄・雌の部で一等賞一席に選ばれた中村さんは昨年に続き2年連続での同賞受賞となりました。「おじろみかた2」は、父牛に「芳悠土井」、母の父牛に「照一土井」の血統を持ちます。
中村さんは、「大変うれしい。まさか一等賞一席が取れると思っていなかった。今年は猛暑が続き、24時間扇風機を回すなどして牛舎内の温度管理を徹底した。夏バテを起こすこともなく順調に育ったことがよかった」と喜びを語りました。
審査委員長を務めたJA畜産課の村尾忠司課長は「おじろみかた2は体上線と体下線が均平で特に後躯の尻根部の形状が優れており、但馬牛として輪郭鮮明でバランスが取れ品位があった」と高く評価しました。
その他の上位受賞者と出品者は次のとおり。
雄・雌の部 一等賞二席=「てるいし2」淀貴至さん(香住区)
同三席=「うえだ636」上田伸也さん(村岡区)
同四席=「うえだ402」上田伸也さん(村岡区)
同五席=「ひろよし3」中村芳老さん(小代区)
去勢の部 金賞二席=「宮芳福」中村まゆみさん(小代区)
同三席=「上田469」上田伸也さん(村岡区)
同四席=「友悠」田中一馬さん(村岡区)