多収穫米選手権2020表彰式 最優秀賞に豊岡市の株式会社ジョイファーム朝日を選ぶ
11月18日に本店で多収穫米選手権2020表彰式を開きました。最優秀賞に豊岡市の株式会社ジョイファーム朝日の代表取締役である釜本秀樹さん(写真・右)が選ばれました。出品した晩生品種「やまだわら」の10アール当たり収量は802.8キロで、71点の出品の中で一番多かった事が高く評価されました。釜本さんは「これからの栽培の自信につながる結果になってうれしい。JA職員が親身になって相談やアドバイスをしてもらったおかげ」と喜びを語りました。
農業所得と農業生産の増大や、JA管内で85パーセントを占める「コシヒカリ」と作期分散が見込める多収穫米。2019年度から積極的にJAが生産者に提案しています。今年度は昨年度と比べて、生産者は270人から332人。作付面積も284ヘクタールから366.9ヘクタールに増加しました。
同表彰式は生産者の栽培意欲と技術向上を目的に開催し、今年で2回目。生産者や行政、JAの関係者ら約40人が参加しました。出品された多収穫米の10アール当たりの平均収量は、昨年は454.6キロのところ、今年は520.5キロ。生産者の栽培技術向上、栽培指導の成果がうかがえる結果となりました。
今後、JAでは多収穫米の取り組みを継続します。農家所得の確保の観点から、需要に合わせたコシヒカリの作付けを中心に、多収穫米の作付け拡大を行う予定です。
表彰式ではこのほか、農研機構西日本農業研究センターの岩井正志さんによる講演会も行いました。
その他の表彰式の入賞者は次の通り。
優秀賞=岩本安利さん、白箸卓美さん、阪井裕さん、中尾軍治さん、西浦勝治さん、
斎藤佐登美さん、佐伯俊信さん、長瀬圭裕さん、杉本進さん、
中谷農事組合法人代表理事組合長 松井栄作さん、岩佐當久さん
特別賞=株式会社ジョイファーム朝日代表取締役 釜本秀樹さん、森田強さん、
中谷農事組合法人代表理事組合長 松井栄作さん、諏訪営農組合組合長 藤岡肇さん、
秋山博さん、株式会社佳長ファーム代表取締役 村田博昭さん、小林隆夫さん