来年度に向けて3部会合同研修会を開催 豊岡市日高町の水稲部会
JAたじまのふるさと但馬米振興会日高支部、日高つちかおり米生産部会、日高酒米生産部会は、JA日高営農生活センター(豊岡市日高町宵田)で12月22日、水稲の3部会合同の研修会を開きました。毎年各部会で同時期に視察研修を開催していましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止しました。各部会の部会員ら21人が参加し、来年度の収量増加に向けて意識高揚を図りました。
研修会では同営農生活センターの吉田修久次長が、今年は7月の長梅雨、8月の猛暑により例年に比べ生育が不安定だったことを説明しました。収量減収の要因は茎数不足が原因と考えられることから、令和3年産収量確保に向けて栽培密度の見直しを掲げました。その他、高温障害の被害も多く等級比率の低下が見られたことから、土づくりの重要性と適切な水管理を心がけるよう参加者らに伝えました。
同JAは、令和3年産栽培からふるさと但馬米、つちかおり米で新たな除草剤を導入します。安全安心な資材による生産コスト削減、作業負担の軽減にもつながります。
ふるさと但馬米振興会日高支部の江尻繁支部長は「7月に稲の状況と秋に向けて研修会をしたが、12月に来年度に向けての研修会は初めて。今年は但馬全体の出荷目標の7万袋に届かなかったので、この研修会を生かし、来年度は収量及び品質のいい米を作れるように頑張りたい」と話しました。