梨「二十世紀」1週間以上早い開花 授粉作業ピーク
香住果樹園芸組合は特産梨「二十世紀」の受粉作業に追われています。北部農業技術センターによると、暖冬の影響などで、過去30年で見ても早い開花になります。美方郡香美町香住区内では3月25日ごろに開花し始め、平年より1週間以上早かったです。3月30日に始まった授粉作業は10日まで続きます。
香住梨を約50年栽培している岸本耕三さんは4月7日、授粉作業を親戚など6人で行いました。10アールの梨園を管理していて、小袋掛けや収穫など、人手のかかる作業以外は岸本さん一人でこなします。岸本さんは「みんなに支えられて今まで続けることができている。これからも、楽しみながら農作業に励み、玉太りの良い梨づくりを目指して栽培したい」と意気込みました。
今年度は開花も早まり、昨年の8月29日の初出荷日よりも数日早くなる見通しです。香住区内の41人が約14ヘクタールで栽培に取り組み、180トンの出荷を目指します。