特産「朝倉さんしょ」出荷最盛 品質上々、24トン出荷照準
JAたじまの重点振興品目「朝倉さんしょ」の出荷が5月17日から始まり、最盛期を迎えています。3月の高温で開花が早まりましたが、4月の夜温が低く、平年に比べて3日ほど早い出荷となりました。低温による着果不良が若干見られましたが、生育はおおむね順調です。梅雨入りが平年より3週間ほど早く、収穫作業への影響が危惧されています。出荷は6月上旬まで続き、前年度比で2トン増の24トン出荷を目指します。
「朝倉さんしょ」はかんきつ系の香りが高く、後に引かない辛さが特徴。JAたじま朝倉さんしょ部会では、但馬全域の部会員564人が栽培に取り組みます。市場に加え、たじまんまの店頭や「たじまんまオンラインショップ」でも販売しています。
部会では、PR活動にも力を入れています。20日に、同部会の福井悦雄顧問のほ場で収穫体験を行いました。対象は養父市立高柳小学校4年生12人。体験した児童は「さわやかな香りが広がるほ場で収穫できて楽しかった。味は辛くて少し苦手だけど、お土産でもらった朝倉さんしょのタルタルソースと、かりんとうを家族みんなでおいしく食べたい」と笑顔で話しました。